今回はジギングと併用して使用できるサビキの使い方をご紹介します。
ジギングタックルで併用するのであれば、当然お土産釣りが目的だと思います。
ことさらジグサビキを使用するのであれば、釣れて嬉しいターゲットといえば、皆大好き「アジ」!
釣って楽しい、食べて美味しい「アジ」をターゲットとした、船でのサビキの使い方をご紹介していきます。
船でアジを狙うのは簡単ではない・・・
海域にもよると思いますが、船でアジを狙う際のポイントは概ね水深40m~深い所であれば100m前後であろうかと思います。
漁礁等の居着きのアジであれば、群れが留まっていることもあろうかと思いますが、喰わない群れであれば全く釣れず、刻一刻と時間だけが流れる悲しい結末になってしまいます・・・
となると、回遊している反応の良い群れを探すことになるのですが、アジって物凄く泳ぐのが速いんです・・・
船長の仕掛けの投入合図からよっこらせと準備していたらとても間に合いません!
ましてやエサとは違うので、海中にぼーっと置いておいても何の反応もしません!
最初は狙って釣ることが難しい魚でしたが、漁師からスパルタ特訓を受け、今では喰いさえよければ簡単に狙えるターゲットのうちの1つとなりましたので、お土産釣りのテクニックの1つとして覚えてください!
1つ目のポイント:仕掛けは「即」投入!
一つ目のポイントとしては、仕掛けは即投入です。
最初の内は、船長の「入れて」の後に、重りを持って、海に投げ込んでいましたが、全くの無反応!
だらだら「釣れねー」とやっている私に対して船長の一言、
船では、魚に追いつけない、水深を考えて群れの通過するであろうところに船をギリギリのタイミングで流しているから「入れて」で入れたら本当は遅い!「入れて」の「入」で重りが海に投げ込めるように、ロッドと重りを持って船縁に立っておいて
とのことでした。
まずもって魚に対する「釣ってやるぞ」の気合が足りないということです・・・
指導に従い、重りを手持ちしていつでも投入できる準備をして、その時を待ちます、船長が「入れて」を言い終わる前に無事に仕掛けを投下!
着底を取った際には、ビビビッとアジが鈴なりについていました・・
仕掛けを変えたわけでもなく、ポイントを変えたわけでもないのに本当にタイミングって重要なことなんだなと学ばせて頂きました。
2つ目のポイント:重めの重りを使用する
先述した通り、なんとなくご想像はつくかと思いますが、魚の群れの中に仕掛けを投入したいので、タイミング良く仕掛けを投入できたとしても、すぐに通過されてしまいます。
投入時に潮に負けて横に仕掛けが流れてしまうようであれば論外!海底に向かって真っすぐと仕掛けが落ちる位の重さの物を使用しましょう。
船長曰く、「重すぎるくらいで丁度良い」とのことでした。
海域にもよると思いますが、この日私は、水深100mに対して150号の重りを船長に手渡されています・・・
150号=562.5g
なので水深に対して5倍以上の重りを使用していることになります・・・
それでも追いつかないこともあるので、エサ釣りの寄せて釣る効率の良さは言うまでもありません。
3つ目のポイント:着底しても魚がいなければ即落としなおし
船長の投入合図にバッチリとタイミングを合わせることができれば釣れたも同然とはいきません。
続いてのアドバイスとして、
魚は速い動きに好反応!遅い動きは見切られる!
餌ではないので、早い動き、すなわち落下中のサビキが最大のアクションになる!着底した際に魚がかかっていないなら、すぐに20m以上巻いてフリーで落としなおして!
とのことでした。
船長の指示に従い、着底しても魚信がないのであれば即巻き、即落とし直ししたところ、なんと魚が付いているではありませんか!
これまで堤防からのサビキ釣りしかしたことがない私からしたら目から鱗のテクニックでした。
ふわふわと漂う仕掛けが重要だとこれまで思っていましたが、船ではその通りではないようです。
船長曰く、水深も違えば、潮流も違うので、ふわふわと漂わせることが難しいため、リアクションで食わせるしかない!見切られない速い動きが重要とのことでした。
潮流もある状況で、リアクションで食わせるには、フォールが一番とのことです。
仕掛けが着底した瞬間には、釣れた、釣れないの判断ができ、なおかつ巻き上げることにより、広範囲に探ることができる!そんな釣法なかなかありません。
普段ゲームフィッシングばかりしていましたが、本職の方はやはり違うなと勉強をさせて頂きました。
おすすめのサビキ仕掛け
これまでたくさんのアジを釣り、市販のサビキも色々と試させてもらいましたが、特に反応がよかったサビキをご紹介します。
市販で販売されている中で、信頼して使用しているのは一種類だけ!
問題なく釣れますが、一つだけ不満が・・・針が細いということ!
この手の太軸針のサビキは市販では購入が難しいため、自作するのであれば
絶対に「太軸」を選ぶことが重要です。
ご存じの通り、アジは口切れの多い魚です!
潮の抵抗を考えれば、少しでも設置面の多い太軸仕様が有利に働きます。
まとめ
ジギングをしていて釣れない際に、使用できるテクニックの紹介でした。
乗合船であれば、使いにくいテクニックではあると思いますが、船長が反応の上に流してくれているのであれば大チャンス!落として巻くのリアクションで一人だけ美味しい思いができるかもしれません。
ジギングを楽しむ人であれば、たくさん釣るより、一発狙いの方が多いかと思いますが、釣れないときは何をしても釣れないのが現実です・・・
次の釣りに備えて家族孝行ができるかもしれませので、ぜひタックルボックスにサビキを忍ばせてみてください!
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