オシアジガー4000 セカンドインプレッション

オフショア

これまで、レバードラグ搭載リールと言えば、マーフィックス、オーシャンフリークス、、アキュレート等でしたが、遂にシマノもレバードラグ搭載の日本版リールの発表をしましたね。

多くのジギンガーの相棒として長年活躍しているオシアジガーを発売しているシマノだけあり、

期待大

です!

サラリーマンアングラーのため予算の都合もあり、残念ながら購入には至っておりませんが、当ブログの船長が既に予約済みのため、忖度なしのインプレッション記事が後々掲載されると思います!

さて、前回大きな反響をいただいたオシアジガー4000のインプレ記事ですが、当時はそこまで使い込めていなかったため、詳細は記載できませんでしたが、様々な魚種に使用してみて、使い勝手も把握できたので、続編といきたいと思います。

オシアジガー4000HGファーストインプレッション
深海&大物用リールとしてオシアジガー4000HGを購入しました!先日初投入を終えたので、使用してみたインプレです。

オシアジガー4000はどんな釣りに向いているのか?

発売されているオシアジガーシリーズの中でも最も大きなリールということもあり、ラインキャパ、パワーが最も強いリールとなります。

PE3号1200mというラインキャパのため、近海から深海、大物ジギングまで全ての海域で使用が可能という訳ですが、はっきり言うと、青物をはじめとした近海ジギング、中深海のアカムツでは、使い勝手が良いとは言えません。

使えないということはありませんが、オシアジガー1500、2000番台で十分対応可能なので、近海や少し深い程度では、4000番ではオーバースペックであり、大きすぎ、重すぎです。

大型カンパチ等がかかるような海域であれば話は別ですが・・・

オシアジガー4000番は大物と深い所が得意なリール

使用するのであれば、トンボマグロ以上の大物、深場であれば水深400m以深から、4000番の真価がはっきされてくると感じました。

トンジギに関して言えば、10kg程度までであればオシアジガー2000番程度でも十分対応可能ではありますが、4000番と比較すると巻き上げ力、ドラグ力等が全く違います。

トンボマグロで言えば10kg前後となると2000番ではそこそこ走られることがあり、時間がかかると思いますが、4000番ではほとんど主導権を与えることなく、ゴリ巻きで巻き上げることができます。

トンジギがシーズンを迎えると、定員いっぱいで出船することになり、魚を泳がせることができる範囲がかなり狭くなるため、魚を強引にいなすことができるオシアジガー4000のパワーは非常に有利に働くと思います。

また、PE3号1200mを巻けるラインキャパとパワーを活かした深海の釣りも非常に快適にこなすことができます。

PE3号1200m巻けるため、普段深海で使用する1.5号程度は、倍巻ける計算になります。

1200m巻けるのであれば500m程度の深海釣りであれば高切れ1発で終了とは中々ならないと思います。

またスプール径も大きいため、500m、600mとラインを出しても、スプールの目減りが少なく、ハンドル1回転の巻き取り量への影響も少ないため、深海にあるジグをしっかりとアクションさせることができるといえます。

特に私の地域のキンメ鯛は、強いしゃくりを好むので、しっかりとアクションさせることで釣果アップに繋がります。

レバードラグとの比較

このサイズ感、パワーを兼ね備えているスタードラグのリールとなると類を見ないため、必然的に比較対象は、レバードラグリールとなると思います。

私が所有しているレバードラグは、マーフィックスn4のみのため、n4との比較していきたいと思います。

まずは、オシアジガー4000(HG)のスペックのおさらいから、

ギア比 4:4(5:1)

最大ドラグ 18kg

自重 785(790)g

PE糸巻量 3-1200、4-900、6-580

最大巻上長 101cm(117cm)

ハンドル長さ 110/98

となっております。

これまでのオシアジガーの滑らかな巻き心地を維持しつつ、より高ランキャパ、より大物を狙いやすくした仕様です。

特筆すべきは、パーミング側の径を小さくすることにより、手の小さな人でもパーミングしやすくなっている等、随所に工夫が施されています。

何でもそつなくこなす、まさに優等生といった感じのリールです。

対して私の持っているマーフィックスn4Gカスタムは、

ギア比 4.4:1

最大ドラグ 10kg

自重 846g

PE糸巻量 3-約800m

最大巻上長 100cm

ハンドル長さ 110

となっており、オシアジガーと比較すると、ラインキャパが少ない割に、大きくて重たいリールです。

どちらも使用しての率直な感想としては、

操作性 オシアジガー>N4

対象魚種の幅 オシアジガー>N4

剛性 N4>オシアジガー

所有欲 N4>オシアジガー

といった感じです。

大物最優先ならレバードラグの検討を!

レバードラグの魅力といえば、高いドラグ値と瞬時にドラグ調整が可能な点が挙げられます。

一方、スタードラグのオシアジガーは、瞬時にクラッチが切れる、ファイト中のドラグ音を楽しめる、メカニカルブレーキ搭載によるフォール速度の調整も可能な点等、様々なメリットが挙げられます。

単純にオシアジガー4000番とn4を比較すると、ドラグ値もオシアジガーの方が高く、レバードラグの良さを凌駕するのではないかと思われますが、どちらのリールも手巻きで釣れるようなサイズの魚を釣る分には申し分ない性能を兼ね備えています。

しかし、長年使用してみてわかったのですが、パーツ数が多く複雑な作りのオシアジガーに比べ、作りが単純なレバードラグの方が堅牢性が高いのではないかという点です。

特にシルキーな巻き心地を誇るオシアジガー等の巻いていて気持ちいいリールは、メンテナンスしてこそ真価をはっきする物です。

私の使い方に問題があるのかもしれまんが、オシアジガーは使い出しがなめらかすぎる分、経年劣化による少しの変化が気になる・・・さらに部品も多いためメンテナンスの頻度と複雑さが上がります。

また、酷使しても単純構造のn4はほとんど変化がないのに対し、複雑な作りのオシアジガー4000は使い出して3年程でクラッチが切れなくなり、オーバーホールが必要となったことがありました。

タフさについては、作りが単純なレバードラグに軍配が上がると思われるので、ガンガンしゃくるような漢の釣りには、レバードラグのタフさがやはり武器になります。

また、いくらオシアジガー最大番手とは言え、構造上レバードラグリールのワッシャーサイズは搭載できないので、熱ダレによるドラグ低下を考慮すると、大物に関しては、レバードラグ優位かなという印象です。

まとめ

オシアジガー4000は非常に優秀なリールであることは間違いなく、どんな釣りでも、何でもそつなく、快適にこなす優等生的なリールであり、想定以上の余程のサイズの魚でない限りは、全く問題なく、非常に汎用性の高いリールだと感じます。

堅牢性に関しては、作りが単純なレバードラグリールに軍配が上がるかなといった点が挙げられますが、世界のシマノだけあり、不具合が出た際は、近所の釣具店に持っていけば、すぐにメンテナンスに出してもらえる等のアフターフォローの高さもリールを購入する上では考慮しなくてはいけません。

せっかく釣れているのに、リールがメンテナンスから戻ってこなくて釣りができないなんてことにもなりかねませんからね・・・

レバードラグ、スタードラグ共にそれぞれメリット、デメリットがあり、オートマチック的なオシアジガーかマニュアル的なレバードラグ、自身の釣りのスタイル等を考慮した上で、好みに合わせて自分の好きな方を選べばより釣りが楽しめると思いますので当ブログを購入する際の参考にしてみてください。

シェア丸管理人
乗組員

物心ついたときには釣竿を握り、フカセ釣り、シーバス、エギングetc・・を経て、船釣りにドハマりし、まだ見ぬ大物を求めて、週末は船長と日々海に冒険に行く日々を送っています。いかにコスパの良い道具を揃え、最大限の釣果を得られるのかを日々考えて奮闘中の中年サラリーマンです。

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