こんにちは乗組員です。
これまでの経験と独断で初心者のためのタックルの揃え方シリーズを連載してきましたが、今回はリール編です!
ロッドもルアーも良いものが多く発売されているので、どれを選ぶのか迷いがちになりますね。
余裕があれば値段を気にせずに欲しい物を買えば良いと思いますが・・当日の水深や潮の状況等でタックルが2セット3セットを揃える必要が出てくるジギングの世界では、遊漁船料も考慮するとサラリーマンには中々厳しいものがあるのが現実だと思います。
かく言う私も平均年収ど真ん中のしがないサラリーマンをしながらの週末アングラーではありますので、いかにコスパに優れた物を紹介できるかをテーマとして記事を書いてきました。
大手メーカーのフラッグシップと言われるようなリール、ロッドもありますが、中古品を簡単に売り買いできる時代ですので、最初の出費は大きいですが、一度揃えてしまえば最新モデルが出た時の種銭になることを考えた上で私は購入しています。
釣りが好きでやめる予定がないのであれば、中堅機以上を買うのをお勧めしますし、始めて見たいけどどうしようか迷っている初心者の方であれば、エントリーモデルを買うよりも中古のワンランク上の道具を揃えた方が売った時のことを考慮するとコスパも優れています。
というのもエントリーモデルでも十分魚を釣ることはできますが、新品は値下がりも激しく、「この釣り面白い」となった時には、しばらくして他の道具が欲しくなっているもので、新しいタックルを買ったら最初に購入したエントリーモデルはお蔵入り&売ろうと思ったけどたいした値段で売れないので、売る手続きが面倒になり結局放置となりがちです・・・そうなるのであれば一回の遊漁船料にまわした方がよっぽど有意義な気がします。
前置きが長くなりましたが、このような考えのもとジギングの世界に入るにあたり、私が初心者におすすめするリールは何かというと、当ブログでも毎度おなじみの「オシアジガー」です!
なんでもこなせるオシアジガー!
オシアジガーと一口に言っても
1500、2000、3000、4000
とそれぞれラインキャパ、巻き取り量、ドラグ力の違いがあり、更にHG(ハイギア)PG(パワーギア)、右巻き、左巻きと多岐に渡ります。
それではどれを選ぶべきかという話になりますが、「魚に合わせて、海域に合わせて」と言ってしまえば記事の趣旨からはずれてしまうので、あえて一つに絞るとすれば・・・2000番です!
3000番以上は玄人向け・・・と言ってしまえば変ですが、特に4000番ともなると超大物(キハダ)深海(キンメ、アブラボウズ)等が視野に入ってくるようなリールですので、初心者の方が買うのは現実的ではないですし、それ以外の用途では大きくて重くて使いにくと思いますのであえて割愛をさせてもらいます。
オシアコンクエスト、オシアジガー1500番、2000番の差?
私がこれまで使用して、実際に魚を釣ってきた中での使用範囲を簡単に紹介します。
オシアコンクエスト300
水深:50前後~300m
近海ジギングメイン、ジグ200g前後まで、ハンドル交換すれば中深海も可能
対象魚種:青物全般、タチウオ、アカムツ
オシアジガー1500
水深:100前後~300m
近海ジギング~中深海、ジグ300g前後まで
対象魚種:青物全般、タチウオ、アカムツ、トンジギ(10kg前後まで、プレジャー限定)
オシアジガー2000
水深:100前後~500前後、ジグ500g前後まで
近海ジギング~ライト深海
対象魚種:青物全般、タチウオ、中深海、ライト深海、トンジギ
簡易ですが、これまでの使用感、釣った魚の中で分けると上記のようなすみわけになります。
リールが小さくなるほど、軽く、パーミングもしやすく、オシアコンクエストに至っては、レベルワインドが付いているので、ライン捌きの必要すらありません。
近海での使いやすさでいうと・・・オシアコンクエスト>>オシアジガー1500>オシアジガー2000
幅広い魚種、水深に対応するかでいうと・・オシアジガー2000>>オシアジガー1500≧オシアコンクエスト
といった使用感だと思います(慣れもありますが)
剛性、信頼感においてはどれも申し分なく、この中で一番ライトなリールであるオシアコンクエストでも大型カンパチ、ヒラマサを狙うような海域を除き、ブリくらいまでなら難無く釣り上げることができますし、プレジャーボート限定ですが、オシアジガー1500でも友人は何本もトンボマグロを釣り上げています。
オシアジガー1500と2000番どちらが良いのか?
では、どこで顕著に差が出てくるのかというと、ドラグ力、巻き取り力等の違いもありますが、ラインキャパにより大きな差が出てくると感じています。
ご存じの通り、リールに記載の巻き取り量はスプールいっぱいにラインが巻かれている状態の巻き取り量なので、深くなるほどスプールのラインが減ることにより巻き取り量が少なくなり、回収、しゃくり感覚が変わってきてしまいます。
また、より大物を狙いたいとなったときに遊漁船では4号以上、3号以上のラインを指定してきたりするので、2号が300mしか巻くことができないオシアコンクエストでは心もとなくなってきて追加で買い足さなければいけなくなる可能性が出てきます。
そうなると最初に購入するリールとして選択肢として残るのは、1500番、2000番となってくるのですが、
オシアジガー1500 PE 2.5号400m 3号320m
オシアジガー2000 PE 3号400m 4号300m
とカタログスペック上での違いがあります。
近海でジギングをする分には、使用しやすいは1500番ですが、深場の魚も狙いたいとなってくると話が変わってきます。
中深海(300m前後)くらいまでは1500番でも対応可能ですが、1号980mは中途半端すぎて購入できるラインが限られるので現実的ではないとなると、1.5号600mしか巻くことができないので、高切れ一発で強制終了になるおそれがありますが、2000番であれば1号を1200m巻くことができるため、高切れの保険も含め2000番の方が一台で色々な場面、魚種に対応が可能となるのです。
結論:2000番がコスパ最強リール
はじめてのジギングタックルで2000番をおすすめする、根本的理由はずばり
ジギングを好きになった時点で、後々色々な魚を釣りたくなるから!
です。
近海や小物狙いであれば、大きすぎるため使いにくいのは間違いありませんが、我慢さえすればどうにかなりますし、不意に大物が掛かっても対応ができます。
使いやすいという理由だけで、小型のリールを選ぶと
対応するタックルがないという理由で急にハードルが上がってしまう
ことがジギングを続けていく上では多々あります。
そうなると当然道具が増えることになりますが、私を含めたサラリーマンアングラーにとっては、一台でどこまで対応ができるのかといところで、乗れる船、行ける海域が限定されてきてしまうため、新しい魚種、大きな魚を狙うという夢を追いかける楽しみがお金がないという理由から半減してしまう可能性がでてくるのです。
2000番であれば、考えられるほぼ全ての海域、魚種をカバーできるので、とりあえず2000番からはじめてみることもご検討ください。
色々な船、魚を狙って見て、リールを小さくしたくなるのか、大きくしたくなるのかを考えれば良いと私は思います!
タックルを揃えられないという理由から、釣りたい魚が狙えないというのは悲しいですし、本気で釣りたいのであれば、釣り人はどうにかして購入します(笑)それだったら新しいリールを購入する費用を乗船料にまわした方が釣れる可能性があがりますよ!
ちなみに、リールが小さいと船長や同船者から怒られることはありますが、リールが少しくらい大きくても怒られることはありません・・・参考までに!!
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