初めての船釣りに行く前に見てほしい!釣り船の選び方

オフショア

船釣りで、でっかい青物爆釣させたい!たくさん魚釣って家族や友人に自慢したい!なんて思うけど、知らない人と一緒に釣りするのか・・・、何から揃えたらわからない・・経験者の友達がいれば・・なんて思うことありませんか?

遊漁船に乗ろうと思う方は友人から誘われて乗船する以外は、ほとんど陸釣り経験者だと思います。

私も物心つく頃には、友達(今の船長)の影響でロッドを握って釣りに明け暮れていたものです。

フカセ釣りから始まり、シーバス、ジギング、エギングと色々な釣りを数十年楽しんできたこともあり、自分では釣りの知識が人並み以上にあると思ってきました・・・

当時は、「船に乗ったら陸の釣りやらなくなりそうだから乗らない」等と謎のプライドさえ持っており、船釣りを嫌煙していました。

しかし、ひょんなことから乗船してみたところ、そんな甘いはずもなく、釣れない現実を体感し、釣り人あるあるの反骨精神に燃え、ネットの記事に踊らされながら、見よう見まねで船釣りを覚えてきました。

そして釣れるようになったら、より大きな魚を!より美味しい魚を!より珍しい魚を!と今ではどっぷり船釣りの魔力に囚われています!

そうはいっても、はじめてで遊漁船に一人で乗船しようとする強メンタルの人はなかなかいないと思います。

今となっては当然のように一人でも乗船しますが、正直なところ敷居は高いと思いますので、乗船したいけど、何をすれば良いかわからない、何を揃えるの?等といった初心者の方に役立てるように、これまでのアングラー目線からの経験談をもとに綴っていきたいと思います。(所々、船長のコメントも入れてきます。)

大前提!初心者に魚を釣らせることが大変ということを知っておいて欲しい

おかげさまで釣りに人生をかけているような友人達に恵まれたこともあり、マイボートという特殊な環境下で半中乗りのような形で?私は釣りをさせてもらっています。

これまで近海のアジ、ブリ、アマダイ、太刀魚から深海のキンメ、アコウダイまで様々な魚種、フィールドで釣りを楽しませてもらってきました。

そんな釣果を自慢をしていたところ、「船釣りしてみたい!」と、わざわざ遊漁船料よりも高い交通費を払ってまで一緒に釣りに行ってくれる友人がいます。

この友人は、これまで釣りをしたことがない、投げ方もわからないような超絶初心者です(笑)

当然、タックルも持っていないので、全て私が貸し出します。

遠くから来ていることもありますが、初心者が釣りを嫌いにならないためにも、釣りの楽しさ、美味しさ、非日常感を味わってもらいたいと私も必死です。

最近の釣果情報から、釣れそうな魚、初心者が釣りたい魚を聞き、何日も前から船長と相談して当日のプランを考え、前日には初心者でも釣れそうなタックルを熟考の上で、風向き、波等を見ながら当日の釣りに挑みます。

釣らせてあげたいので、船上では仕掛けを結んであげて、リールの巻き方、棚合わせまで事細かにマンツーマンで釣りを指導するのは当たり前です。

なので私は釣りができません・・・自分が釣るよりも友人に釣ってもらいたいから、友人もそんな私の気を知ってか知らずか、「絶対に釣ってやる」という一生懸命に頑張る姿が伝わってきて、それを見ているだけでも嬉しいものです。

私の場合は船長達も気の合う仲間なので、わがままも言えるし、初心者にも釣りやすい魚に狙いを絞ることも可能だからこそできることです。

遊漁船でそれをするには仕立て(チャーター)するしかありませんが、なによりもお金がかなりかかるので、現実的には乗合船に乗るしかありません。

前置きが長くなりましたが、何が言いたいかと言うと、周りも決して安くはないお金を払って、休みの少ない時間を利用して釣りに来ている以上、できるできないではなく周りに合わせようとする努力が必要だと言うことです。

個人個人釣りをしているように見えますが、実は船釣りはチーム戦です。

当然ですが、一人の初心者のために、いつも乗ってくれる常連客をないがしろにするような船長はいません。

中には口調の荒い船長もいますが、よっぽどダメな船長を除き、基本的にはなるべく多くの人に多くの魚を釣ってもらいたい(できれば初心者さんにも釣ってもらって固定客になってもらいたい?)という意気込みで操船してくれています。

船の上では船長が絶対です!船長の指示には従いましょう!わからないことはプライドを捨てて聞きましょう!隣の人には挨拶する!初めて遊漁船に乗る上では当たり前のことです。

まずは遊漁船を探すところから!

SNS、HPありとあらゆるところから情報が入ってくるので、見つけるのは困らないと思いますが、選ぶのは大変だと思います。(商売船なので、魚釣らせるより、SNSがうまいだけの船長ももちろんいますので、情報弱者にならないように気を付けましょう)

釣れてない日の釣果情報も出してくれている方が信用できる

SNSで検索すれば、綺麗な魚や大きい魚、美味しそうな魚、映りの良い写真がすぐにでてきます。

周りが映える写真だけ挙げていたりする以上、客商売のためには多少は致し方ないところではありますが、釣れた日のことを改めてネットにあげなおしたり、釣れない日は釣果情報をあげない等は、多々あります。

沖ではたくさんの遊漁船に遭いますが、釣れない日は本当に釣れないので、そういうときはSNSも挙がっていなかったり、「前も見たなこの写真」みたいなものが多かったりします・・生き物相手に仕事をしている以上しょうがないことです。

なので選ぶときは、

頻繁に釣果(当日の状況:釣れてない日も釣れている日も載せているような)

を更新してくれている遊漁船を予約すれば、船釣りの現実が見れるので、思っていたのとは違うということにはならないと思います。

釣れてない日の寂しいクーラーの写真をあげていることもあるので、心配にはなりますが・・釣れないときはベテランだろうがなんだろうが釣れないので、そうゆう日もあることをお忘れなく!(間違えてもほとんど釣れてない船はのったらダメですよ!)

初心者でも狙いやすい魚をターゲットにしましょう!

遊漁船といっても多種多様で、それぞれ得手不得手があり、フィールドによっても釣れる魚は違ってきます。

大きく分けると、エサ釣り船、ジギング船、キャスティング船があります。

事細かに説明するときりがないので、イメージとしては、狙いの魚が深い又は大きくなるほど知識、経験が必要になってくるため、初心者が釣るには難しくなり、同船者もベテラン揃いになってきます。

そのため、船釣りが初めてであれば、想定以上の魚がかかっても糸が切れる、動作が複雑すぎないという点から

近海五目

鯛ラバ

で募集をかけている船を選んでみてください。

決して楽という意味ではありません、突き詰めるととても奥が深い釣りです!

最初は釣果より、船の雰囲気の方が大事!

一緒に船に乗ってくれる経験者の友人でもいれば良いのですが、オフショアの釣り人口は限られていると思いますので、なかなかそうはいかないのが現実だと思います・・・

私の場合は、三度の飯より釣りが好きな当ブログの船長が同乗してくれたので、二人とも知識も経験もないのに、「船に乗れば絶対釣れるんだろ」という安易な考えのもと、勢いで近場のエサ釣り船に電話したのが、船釣りのデビュー戦でした。

二人とも「釣りの経験は豊富だぜ」という気概で臨んだわけですが、何を揃えればよいかわからないのでライフベストからタックルまで全てレンタル!おまけに船に何を持ち込むかもわからない、電動リールだったこともあり使い方もわからない、セッティングは全て船長まかせ、船釣りは陸釣りとは全くの別世界でした・・・

お祭り(ラインを同船者に絡ませてしまうこと)も何度かさせてしまいましたが、適切なアドバイスやお祭りをほどいてくれる優しい同船者等、運よく、良い船釣りデビューを飾れたため、船釣りを嫌いにならなかったんだと思います。

何度も言いますが、

船釣りをする以上、同船者の方も決して安くはない乗船料を払い、いつ出船できるかもわからない船釣りを心待ちにしている人達ばかりですので、初心者が隣にいれば気を使いますし、魚を絶対に釣りたいというベテランからすれば・・・

船宿を決める際は、初心者こそ、釣果だけでなく

口コミ、ブログの雰囲気、電話での雰囲気

も船宿の雰囲気を知る上では大事な要素です。

船釣りを好きになるか、嫌いになるかの一番大事な最初の分岐点です!妥協せずに船を選びましょう!

雰囲気が悪いと、釣れても釣れなくても嫌な思いをすること間違いなし!

最初はわからないことだらけなので迷惑をかけることになると思いますが、船長や周りの人のアドバイスを聞き、楽しそうに釣りをしている姿を見せれば、皆が通ってきた道なのできっと優しく見守ってくれるはずです!

予約の際は、「初心者」だと絶対に伝える!

船が決まったら船宿に電話をするわけですが、

絶対に初心者だと伝えてください!

初心者と聞けば、必要な物を教えてくれるはずです。

逆にここで「大丈夫かな?」と思うような対応だったら、その船は諦めましょう!いくら釣れている船でも、最初が悪ければほぼ確実に嫌な思いをします。

経験上このパターンは、釣ってくれるベテラン客を重宝している又は客商売をする気がないかのどちらかです。

前者であれば、釣らせてあげたい思いが強いだけで初心者にかまっていられないだけなので、しっかりと経験を積んでから予約をするようにすれば別世界が見えてくることでしょう(釣果情報をしっかり見てれば判断できます)

私も初心者の頃に、有名ジギング船に「初心者です」と予約した際に、丁重にお断りをされたことがあります(笑)当時はなんだと!と思いましたが、今思うと良い船長だったと思います。(もちろんレベルアップした後に乗船して良い思いをさせてもらいました)

船が決まったら船長に必要な物をあらかじめ確認しよう!

ほとんどの船宿ではレンタルタックル、ライフベストの貸し出し、氷の提供はあると思います。

何を貸してもらえて、何を揃えれば良いのか把握しなくてはいけないのですが、最初に初心者と伝えることで、話がスムーズに進むと思います。

初心者といっても様々なので、タックルを持っていない、船釣り〇回目と伝えましょう!ほとんどの遊漁船の船長は猛者ばかりなのでこれで全て察してくれるはずです。

餌釣りだと、仕掛けの販売、エサの販売もしているところが多いので、クーラーボックス以外は身一つで行くことも可能なところも割と多いです。

ジギングだと、ルアーやフックをなくすと高額になることもあるので、ルアーの販売やレンタルは見たことありません。

となるとジギングでは自分で用意する物が増えてしまうのですが、ジグやフックは多岐にわたるうえ、自分で使ったことがあるかも怪しい、商品説明を転載したかのような物を売るためだけの中身のない記事がネットでは目立つので、その地域の釣り具店の店員さんに聞いて購入するのがおすすめです。

できれば大型店舗で確認するのが良いと思います。

店員さんによって釣り物が違い、得意分野があるので、人の多い大型店舗の方が外れはないかと思います。

ルアー等を除き、その他最低限必要な物(レンタルを前提とした場合)としては、以下の通りです。

雨衣・・・・・釣り用の物は収納が多かったり、手首から水が入らないような構造になっていたりと様々なリテールをされているものもあり、ワークマン等でも全然使えます!また、陸釣りで自前の物があればそれで十分です。

クーラーボックス・・・レジャー用だと滑り止めが無いものがあり、船の上では滑ってしまう可能性がありますのでお勧めしません。船によっては、大型クーラーが積載されていて船に積み込む必要がない場合もあります。その場合、自前のクーラーで足りるので購入する必要はありません。(もらえる氷の量は予約の際に絶対に確認してください!足りる分には捨てれば良いですが、足りないと魚が腐ります・・)もし、購入するのであれば、ダイワ、シマノのブランドの物が間違いありませんが、かなり高級品です(笑)ホリデーランドは友人が使用していますが、安い割に意外と使えていました。

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帽子、サングラス・・・雨衣並みに大事です!海の照り返しはすごいので、裸眼で海面を見てると目が開けてられなくなり、釣りどころじゃなくなります。

手袋・・・・ジグを購入する際に、釣具店で専用の物を購入してください。怪我予防、滑り防止のために必需品です。夏用、冬用もあり、フィンガーカットされている物まで多種多様にあります。釣具店で購入すれば間違いありませんので、ネットでポチらず実物を見て購入することをおすすめします。

ハサミ、プライヤー・・・これも釣具店で購入してください!ブランドの付いているような高い物を買う必要はありません!ラインのカット、針を外すときなど頻繁に使用する物なので、都度借りていたら周りに迷惑になるので、購入してください。また、プライヤーは針外しとして使用することもあり、揺れる船の上で外すのは危険なので、長めの物をおすすめします。

・・・・これも本当に大事!デッキの上は滑りやすいので、自分の命を守るものだと思って購入してください。波の弱い日は良いですが、波の強い日は命の危険に繋がります。ワークマンでも安価に購入ができますが、デッキでも滑らない物を購入してください。

イメージが付きやすいように商品ページを載せましたが、最初はなるべく安く抑えておく方が良いと思います。

後述しますが、船釣りを続けられるかどうかの大きな2つ目の関門が、船に乗ると控えているからです。

こればかりはどうしようもない「船酔い」!!

幸いなことに私は船酔い体質ではなかったので、どんなに凪が悪くても快適に釣りができます。

自分は大丈夫と思っていませんか?よく船釣りをするメンバー10人くらいの内、船酔いしないのは私含め3人くらいです。

私にはわかりませんが、船酔いをすると「お金は払うから今すぐ陸に返してくれ」という気分になるそうで、友人は終始釣りをせずにうずくまって吐いていました(笑)

フラッグシップでタックルは万全でしたが、彼が船に乗ることはほとんどありません・・・船酔いがひどくて誘うのもためらう程ですので・・・

船に乗る前からアネロンは飲んでおきましょう!船酔いしてからでは遅いです!

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私も船に乗り始めたときは、不安で乗船前に必ず飲んでいましたが、船釣りが終わった頃に猛烈な眠気が襲ってくるのが嫌になり、飲むのをやめました。

眠くならない薬もあるそうですが、船長もアネロン以外は効かないと言っていたので、アネロンは忘れずに持参してください。

まとめ:とりあえず経験が一番!

何を始めるにもそうですが、最初のイメージが一番大事です。

安全に釣りをするのは当たり前として、釣れた釣れないではなく初めての船釣りが楽しめたかどうか、シンプルにまた船に乗りたいと思えたかに全てがかかっていると言っても過言ではありません。

また、船釣りは釣りにおいて、一番大事なポイント選定を船長に任せている以上、船の釣果は船長に委ねるしかない部分があります。

アングラー側でどうにかできる部分もありますが、ポイント選定、アプローチ方法(流し方)に比べれば微々たるものです。

船長の指示する動作にアジャストできなければ、魚は釣れません。

なので、周りや船長の意図に合わせる努力が必要となってきます。

おそらく船に乗りたいと思う(陸釣り経験者)人は、普段からポイント選定の難しさを味わっていると思うので気付いているけどあまり目を向けたくない現実だと思いますが・・・そこはご想像の通りです。

釣りをしたことがない人からすると、食べきれない程魚が釣れると思われるかもしれませんが、そんな甘いはずありません(良い日又は優しくフォローしてくれる人がいればたくさん釣れるかもしれません・・・)

やっぱり船釣りハードル高い!と思われるかもしれませんが、皆が最初は初心者です!

船に乗る人達は好きで釣りをしている人達ばかりですので、頼りにされれば嬉しいですし、聞かれれば教えてくれる、そんな人が多いです。

皆さんも勇気を出して、船に乗ってみてください!見たこともない広大で綺麗な海、大きな魚、綺麗な魚にきっと日頃のストレスが吹き飛ぶはずです!

船酔いさえしなければね・・・

あまり書くと長くなるので今回はこの辺で・・次はステップアップしてタックルを揃える方向けの記事を上げていきますのでお楽しみに!!

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物心ついたときには釣竿を握り、フカセ釣り、シーバス、エギングetc・・を経て、船釣りにドハマりし、まだ見ぬ大物を求めて、週末は船長と日々海に冒険に行く日々を送っています。いかにコスパの良い道具を揃え、最大限の釣果を得られるのかを日々考えて奮闘中の中年サラリーマンです。

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