知りたくなかった・・キハダキャスティングの現実

オフショア

こんにちは乗組員です。

2022年2月に以下のようなブログを投稿しました・・・

キハダキャスティングに手を出します!(ロッド、リール編)
遂にオフショア最高峰の釣りマグロキャスティングに手を出します。敷居の高い釣りですが、夢を叶えるためにタックルの準備をしました。いったいいくらかかるのか、そんな疑問の参考にしてください。

マイボートで行ける海域の魚はほとんど制覇し、実力十分と思い、遂に釣り人の夢「マグロキャスティング」に挑戦しているところではありますが、

本当に釣れない!難しい!週末のみのサラリーマンアングラーには厳しい!

世界だと実感しているところです・・・

これまで何度もチャレンジしましたが、クルージングで終わる、発見するも一瞬跳ねただけでキャストチャンスなし等、何度も苦渋を味わい今は少し心が折れました・・・

前回記事では伝えられなかった、費用面を補足しつつも、知りたくない現実をお伝えします!

釣るのに3年かかった人もいるらしい

私が、キハダキャスティングを始めるにあたり、コアな釣り人しか行かないようなマグロが好きな釣具店の店長さんに色々とお話を伺いましたが、

「初めてで釣る人もいるけど、知ってるお客さんの中には、結構出船してても3年釣れなかったお客さんもいるよ」

と言われましたが、まさに現実を痛感させられているところです。

店長さんにもはっきりと言われましたが、釣れる日に行けるかどうか、フックがいい所に刺さるか、要は「運」がないと釣れない釣りだということ!

釣れてる情報があれば、仕事を急遽休んで行く!くらいのフットワークの軽さが必要です。

釣れてる場所にすぐに行くのは当たり前で、そこにルアーを食うキハダがいてくれるかは当日の運次第

そんな釣りです。

それでも、翌日には状況が変わっていたことが何度もありました・・・ただひたすら綺麗な海でクルージングだけになるなんてことはよくあります。

遊漁船料が高い(1回の出船20000円以上)

今回このブログを執筆するにあたり、遊漁船料を確認したところ、ポイントまでの距離にもよるかとは思いますが、大まかに

乗合・・・20000~25000円

チャーター・・80000~100000円(更に定員制限があるところが多い)

が相場になってきます。

ナブラを追う必要がない、ジギングやエサ釣りであればもう少し安く済むと思います。

マイボートで釣りをしているのでわかりますが、ナブラを追うキャスティングとなると燃料費がバカにならないので、どうしてもこれくらいかかってしまうと思います。

ましてや燃料も高騰しているので今後は更に高くなる可能性もあります。

これに交通費、食費等を入れると、サラリーマンの一月分のお小遣いがなくなります。

予約が取りにくいことでハードルが更に上がる

狙いがキハダということもあり、かなり釣り人のハードルも上がりますので、「経験ないけど乗合で大丈夫なのか、かかってもちゃんとファイトできるのか」と心理的に高いハードルがまずあります。

それだけなら自分で解決できるのですが、人気船は何か月も前から予約が埋まっていたりと、そもそも釣れている日に釣りに行けることの方が稀です。

釣れている場所にすぐに行くのは当たり前と前述しましたが、船の予約段階から「運」に左右されます。

予約も取りにくく、基本ボウズが多い釣りなので、家庭の食費の足しにもならないことが多々ありますが、お土産のカツオが釣れることも!

消耗品も高い

クロマグロ程ではないとはいえ、狙うのはトンボではなく、キハダマグロです。

大きいものだと60~100kg近くになるような魚を狙うので、万全の準備で挑まなければ、危険なのです。

私は中古でリール、ロッドを安く抑えることができましたが、消耗品である、ルアー、フック等のランニングコストも高額です。

ルアー

ウッドでプレミアが付いているようなものではない、プラ製でも3000円前後

フック

さらに、フックが付属していないものがほとんどなので、

BKK RaptorーZ ビーケーケー ラプターZ 3/0〜5/0

ルアー、フックで4000円程度が最低でもかかってきます。

PEライン

それに加えて・・・

安く抑えてもラインが8000円くらいかかってきます。

大物狙いには必須なギンバル

ギンバルも色々な種類があります。

安い3000円くらいの三角形のパットの物でも十分と言う方もいれば、体への設置面が少なくて安定しないからとソウルズのギンバルを愛用するという方もいます。

さすがにソウルズは買えないといることであれば、最近シマノもMCワークスに似た形状のギンバルを割とお手軽な値段で発売しているので、このような物を選べば安心して使用できそうです。

安くすまそうと思えば3000円位からソウルズのようなしっかりとしたギンバルを購入するとなると3万円はかかります。

この他にも、リーダー、スプリットリング等の消耗品もかかります。

だいたいですが、キハダを始めるとなると

タックル15万前後+遊漁船料1回2万=20万円弱位

の費用がかかります。

ジギングロッドであれば使い回しがきくので、一本で色々な魚を狙えますが、大物用キャスティングロッドは対象魚種がかなり絞られるのであまり使い回しができません。

ここまでくると大は小を兼ねないので、マグロのためだけにこれだけのタックルを用意する心意気が必要になってきます。

それでもマグロを狙う理由

トータルで見ると高級寿司で上等なマグロの握りを腹いっぱい食べてもおつりがくるわけですが、それでもマグロを狙う理由・・・

この答は簡単です!「夢」だから!

一生の趣味として釣りをしているので、ファイトできる体力、環境があるうちに挑戦しとかないと、後々後悔することになりそうなんですよね。

なんて、カッコ良いフレーズを並べて見ましたが、もっと手軽に安く美味しい魚が釣れるので、浮気してしまうのが現実です。

数釣りの楽しみとは違った、めったに釣れないターゲットだからこそ燃えるんですよ。

チャンスは限られているので、心のどこかに「いつかマグロ釣ってやる」という思いがあるのであれば、挑める内にチャレンジしてみましょう。

シェア丸管理人
乗組員

物心ついたときには釣竿を握り、フカセ釣り、シーバス、エギングetc・・を経て、船釣りにドハマりし、まだ見ぬ大物を求めて、週末は船長と日々海に冒険に行く日々を送っています。いかにコスパの良い道具を揃え、最大限の釣果を得られるのかを日々考えて奮闘中の中年サラリーマンです。

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