こんにちは乗組員です!
マイボートならではの贅沢便でしたが、良い釣果を上げれませんでした……
友人達は結果を残しているので、一人反省会です……今回は反省点を備忘録的に記載します。
1 海況
気温はすっかり冬ですが、黒潮の大蛇行の影響もあり、沖の潮は22℃近くあります。
午後までは、結構な風が吹くということで、午前中にトンジギ、深海ジギング、風が収まった午後からキャスティング兼トンジギの釣行予定で出船です!
2 トンジギの反省点…
普段は底物、青物を狙ってバーチカルの釣りをしており、トンジギは初体験です。
キハダも釣れるかもしれないということで、強めのセッティングで、本番に向けての予行釣行です。
トンボマグロに限って言えば、経験者曰く「でかいサバ(笑)」らしく、群れに当たれば釣れる、当たらなければ全く釣れない、ギャンブルみたいな釣りらしいです。
ロッド :プロトン プロトタイプ5
リール :オシアジガー4000HG
ライン :PEジガーULT4号
リーダー:ナイロン20号
フック :ジゲングリッピー♯7/0
ジグもシルバー基調のロング系であれば何でも良いということですので、自宅にあった300g~500gを数本ずつタックルに積み込みました。
当日は結構な風が吹いており、すぐに棚ボケしてしまうと思い、まずはスパイⅤの450gからスタートです。
通常50m~100mラインで狙うことが多いトンジギですが、表層にベイト反応がないので、ジグのフォールが遅くなる100mと200mの潮が走っているラインを重点的に狙うことにします。
さっそく1投目から45度くらいの角度でラインが払い出されていきます……底が取れるような水深ではないので、ラインのマーカーを覚えておかなければ、話になりません(笑)
だいたい10シャクリするとライン角度が30度くらいになってしまうので回収です。
タックル、ジグも重いので回収だけで一苦労です。
1時間位頑張りましたが、ギブアップ!(笑)
「でかいサバ」と聞いたので、なめていました、すみません(笑)
初めてやった正直な経験を言うと「釣れる気がしない……」です!
根を狙うわけでもないので、この釣りは船の下をマグロが通ることを信じてシャクリ続けるしかありません。
途中から、ジグがちゃんと棚に入ってるのか?動いているのか?ほんとにマグロいるの?と不安になってきます。
そんなことを思いながらも、いつ通過するかわからないので、ジグを常に海中に入れておかなければなりません。
YouTube等見ててもヒットシーンの楽しいところばかりですが、8時間の内ほとんどは、我慢の釣りになることは覚悟した方が良さそうです。(良い日は1人3本位、0本も当たり前らしいです)
トンジギの注意点!?
特に難しい!と思ったのが、ラインの払い出しによる影響!
指示棚にジグが入っていなければいけないので、単にラインのマーカーを見てるだけでなく、ライン角度から予想して流さなければいけません。(これが実際かなり難しい)
風が強いときでも出船率の高いトンジギですが、グラグラ揺れる船の上で、ラインマーカー見てられますか?船酔いしやすい方だとすぐにゲロゲロしてしまいそうです(笑)
それと潮or風が強くて船が流されるときに、潮抜けが悪いジグを使えば、シャクル度にヒラヒラとどんどん流されすぐに指示棚から外れることになりそうなので、皆がロングジグをチョイスする理由がよーくわかりました。
ラインの放出もわかりやすく、しゃくりも楽な電動リールを使う理由も納得です。(キハダ混じると思うと怖いけど)
それとアシストフック!
トンジギで検索すると、リアだけで十分という記事を良く目にしたので、最初はリアだけつけていましたが、カツオも混じる&1本目は時間かけてでも確実に取りたいという理由でフロント、リア共にシングルフックを使うことにしました。
リア1本は、スレ掛かりになりにくいので、掛けてからのファイトは確かに有利です。
がんがん釣れている時は良いと思いますが、そもそもいつ当たるかわからないという不安要素が強いのでミスバイトをさせたくない、マグロ以外のお土産(カツオ)も取りたいとなれば、フロント、リア共に付ける方が有利だと私は感じました。
流行もあり、手軽なイメージでしたが、総じて「気軽にできる簡単な釣りではない!」という印象です。
良い日に当たればいいですが、ちゃんと覚悟(笑)して釣行に挑んだ方が良さそうです。(笑)
3 深海ジギングの反省点…
次は深海ジギングです、そうは言ってもアブラボウズ等ではなく、あくまでもLTキンメ!
ロッド:ハイピッチジャーカー600
リール:オシアジガーリミテッド2000HG
ライン:PEジガーULT1,2号1200m
リーダー:フロロ6号
普段は、こんなタックルで組んでいるのですが、マグロジギングでの体力温存を兼ねてサブ機として使っている電動リールを使って楽をしようという試みです(笑)
変更点は
リール:シーボーグ300
ライン:パワープロ デプスハンター1.5号
結果としてこれが明暗を分けることに…!
というのも、先述でも述べた通り、黒潮の影響もあり、一部潮が走っており、当日は、
表層緩い、中層速い、底潮緩い
というような複雑な潮になっていました。
反応の割に喰いが悪いながらも、釣果を上げる友達……
かたや、私は回収すると横に流されており、おまつりしている始末……
使用しているジグの形状、重さを合わせても明らかに私の仕掛けだけが流されています。(友達の内1人も電動リールを使用しており、巻きとり量もほぼ変わらない状況)
これでは当然ジグも動いていません!
深海で選ぶラインは超重要!
おそらくここで大きな差が出たのは、ずばり
「PEライン!」
友達が使用しているのは、例のごとく低伸度ラインの代名詞とも言える「PEジガーULT 1号、1.2号」
かたや私は「パワープロデプスハンター1.5号」を使用していました。
ちなみに私としては「デプスハンター」が悪いラインだとは思っていません。
低伸度ラインをうたっているラインではありませんが、深海に使用している人もおり、なにより安いので高切れしてもお財布に優しい!(ネット以外で売っているのを見たことありませんが…)
実際に、潮が複雑でないときは当たりも、底もとれているので、釣果を上げています!
ラインの号数も違うんだから当たり前だと思われるかもしれませんが、もちろんジグを重くしたりもしましたが、やっぱり流されるものは流されます!
ここで思ったのが、深くなればなるほど、単に伸びないラインを使うだけが全てではない!ということ!
今回「PEジガーULT」の水切れの良さはやはり別次元だと思い知らされました。
「デプスハンター」に関しては全く使えないことはないですが、やっぱり釣り人であれば、ラインをケチるのはやめた方が良いですね…シビアな時は特に釣果に影響がでるのを身を持って知りました。
ちなみに、着ドンで一回は魚かけてます!
ただ、魚が大きすぎて、ストーレートポンピングを余技なくされ、頑張って200m位まで浮かせるも、リングが開いてしまいバレてしまいました。
何気にリングが伸ばされるのは初めての経験です(笑)直線強度からいってもPEラインが先に切れるだろうと思っていましたが、一概には言えないようですね。
とりあえず、自分のノットに自信は持てました(笑)
そんなこんなでキンメも久しぶりのボウズです⤵
4 カツオキャスティングでの反省点…
マグロも釣れない、キンメも釣れない…終了時間も近づいてきたので、カツオ探して寄り道しながら帰港方向です。
カツオを釣って汚名返上!黒潮蛇行してくれてありがとう!
と言いたいところですが、結論としてカツオもボウズ(笑)⤵
もちろんかけてはいますよ!しかも、短時間で鳥山無しでほぼブラインド状態の中2回も!
普段カツオで使っているタックルはこんな感じ!
ロッド:グラップラー73ml
リール:ストラディック6000HG
ライン:PE3号
リーダー:ナイロン50lb
カツオがバレた原因を振り返る
カツオは青物等と違い口が柔らかくロッドが強かったり、ドラグが強いとバレやすい魚です!
仲間内でも、ロッドが強すぎると言われることがありますが、私は少ないチャンスの中で遠くに飛ばして、ルアーに反応して良いところに掛った魚だけを確実に取ろうという寸法です。
投げていて、今のところ、カツオの反応が良いジグは、定番の「スキルジグ、TGベイト」ですね。
とくにカタクチイワシカラーが当たりが多く、ヘビーユーザーです!
シルエットも小さく、タングステンウエイトなので、ぶっ飛びます(笑)
それに加えて、ティンセル付きのアシストフックが好反応です。
最初はジャコフックを使っており、バイトがすごく出るには出るのですが、タックルとの相性が悪いのか、はたまたフックに叩きが入っているのが原因なのかよくばらしました。
なので、今回は叩きが入っていない太軸の「ニックプロ」に「シーハンター20号」でティンセル付のダブルアシストを使用しました。
とりあえず、鳥山にならない程のカツオの小規模な跳ねを見つけては、投げていきます。。。
一瞬ギラッと光ったなと思ったところに綺麗にキャストを決めると、私のジグにカツオが突進してきて、ミスバイト、吹っ飛ばされて再び着水したジグに追い食いしてきて1回目のフッキング!(最初の群れはとりあえず喰いそう)
そして、巻いても巻いてもドラグがジャージャー出てきます…止まりません…
後から手で引っ張ってドラグを確認したところ1kg位かな?ドラグ調整忘れていました⤵
落ち着いて徐々にドラグを締めて(2kg位)寄せていきます!
船の下で旋回しながらも魚体が見えてきたのでもう少しと思った矢先にまた走られてを繰り返すこと2回、3回目に船のしたで回ったときに、下方向に猛ダッシュ!!ロッド角度が付きすぎてしまいバレました…
ファイト時間が長すぎたせいか…ロッドが曲がり込んでいるときにバレてしまいました…
ナブラも遠のき、残りカツオヒットしないかなーと表層をゆっくり巻いていたら、後方でギラッと光り突然バイト!
あまりに突然すぎて対応できず、ロッドに重みが乗るのと同時に再びバレてしまいました⤵
今回の経験で思ったのが、「ナブラの中に入れるのが全てではない!?」ということ、つまり「表層に出てるのは氷山の一角で騒いでいるのは、一部の魚」ということ。
実際にカツオの跳ねが速すぎ&小規模すぎて追いついたのはごく数回、2回目のバイトのときには既に、跳ねは見えなくなっており、残りがいると信じて投げていた時…
ナブラの中にキャスト=必ず釣れる
訳ではなく、経験上、ナブラから少し離れたところ、ナブラの進行方向と違うところからでも喰ってくることが往々にしてあったので、「ナブラはあくまでも目安でしかない、ナブラの進行方向だけに捉われず取り合えずいることを信じて投げなければ始まらない!」のがベストなのかなと思います。
ナブラに船が追いついておらず、投げても届かないと判断して投げないのはもったいないです。
船が停止したならば船長のアナウンスを聞き取り合えず投げましょう!手数がものをいうと思います!
そして次に大事なのがフックセッティング!
これは現在模索中ですが、大きい針、太い針を使う等は当然で、それでもやっぱりバレる時はバレるのを嫌という程実感してきました。
カツオは目が良い魚ですが、デカいフックでも反応する個体は果敢にアタックしてきます。
チャンスが少ない時ほど、どうやったらバラシを減らせるかが勝負の鍵を握っています。
ドラグを確認する、リーダーを伸びるナイロンにする
等は船に乗る前の準備段階の話です。
とりあえず今のところ、太めのトレブルフックの方が多点掛けできて、主導権を握りやすいと思っています。
船宿によっては、太めのトレブルをリアのみでと推奨されることもある程です。
ただし、デメリットも当然あり、飛距離やタモ入れの後にめんどくさいということ!
タモに絡まったトレブルフックを外している間に、キャスト数が減る、魚を見失ってどこに投げれば良いかわからなくなるという現象が起きるのも事実です!
また、ティンセルは付けておきましょう!
市販ではなかなか良いフックがありませんが、手間をかけてティンセル付のフック作る価値はあります。(反応の違いを何度も実感してますし、何よりかけれなかったときに後悔せずにすみます)
カツオは口が弱いのにパワフルな魚なので、ドラグ設定、タックルセッティングが明暗を分ける難しくそれ故に面白いターゲットです。
今のところフックは、
太めのトレブルor太めのティンセル付アシストフック(叩きなし)
がベストかな!
実はこれは!と思ったフックを入手しましたが、まだ実用できてないので、使って良かったらまたご紹介します。
蛇足ですが、カツオは船が近づくとだいたい沈むか移動します。
今回、船長が船を近づけすぎない&エンジンを切るをしてくれたおかげで、近くで再びカツオが浮きシビアな状況の中ヒットまでは持ち込ませてもらいました。小さなことですが、マイボートオーナーなら覚えておくと損はないと思います!
5 まとめ
今回の釣行での思ったことを備忘録として主観で書かせてもらったので、上手い人からすると何の役にも立たないと思います(笑)
でもやっぱり釣れなかったときの方が得るものが多いですね。
今回学んだのは
1 マグロジギングは耐え忍ぶ釣り、ライン角度を踏まえて棚を探るのはかなり難しい
2 深海ジギングのライン選択は超重要!
3 カツオキャスティングは、取り合えず投げよう!事前準備がものを言う!
と言った感じでしょうか、まとめきれなくてごめんなさい…なにせ久しぶりのボウズが衝撃的すぎて…
なにせ友達はこの釣果で、私はヒットさせただけだったので…ただ考えるきっかけをもらえた良い釣行にはなりました。
今後もトライ&エラーを繰り返しながら、より良い本当の情報が発信できるように、頑張ります!!
次回こそは大漁!
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