【脱初心者】トンジギ釣果UPのコツを掴んでステップアップ

オフショア

こんにちは、船長です。

今回はトンジギにおける釣果UPのコツを紹介します。

散々トンジギをやりまくって見えてきた、大事な点を皆さんにお届けします。是非釣行前にこの記事を最後まで読んで貴重な1匹に繋げてください。

この記事はこんな方におすすめ
・いつも釣果が振るわない
・釣れてもラッキーヒットしかない気がする
・周りと同じように釣れない、連鎖させられない

素人アングラーながら釣果を残せるようになった秘訣をご紹介します!

以下の画像はこの記事に記載していることを網羅して、マイボートで出陣して2時間で上げた釣果になります。

タックルについての記事は以下をご覧ください。

これで完璧!おすすめのトンジギタックルの選び方。
これを読めば確実に1匹を獲ることができるようなタックルが出来上がります。トンジギタックル選びについて深く理解できますので、是非参考にしてみてください。

事前準備

まず最初に、釣行前にしなくてはならない重要なことをお伝えします。

【情報命】釣行前の下調べと計画

釣行前に釣れている海域、乗る船の釣果の念入りなチェック!

なにそれ当たり前じゃん!という声が聞こえてきそうですが、その他の釣り以上に「念入りに」チェックしましょう!

黒潮の影響をもろに受ける回遊魚をターゲットとした釣りですので、釣れるか、釣れないかの8割以上を占めていると言っても過言ではありません。

私たちは、釣れる可能性があるなら狙う、行くか行かないかを前日でも決めることができるマイボートという恵まれた環境で釣りをさせてもらっていますが、基本的には遊漁船で狙う方が多いと思います。

どこで何が釣れている、あの船がたくさん釣れてるくらいの情報はインスタや釣果ブログ等で簡単に得ることができますが、知れるのは頑張っても前日の釣果?くらいだと思います。

ただ、いざそこから予約となっても、実際のところ釣れている海域の遊漁船予約枠が空いている可能性はかなり低いと思います。

そのため、上記の釣果情報は遊魚船に乗る人にとってはあまり参考にならないと思います。

そんな方に、おすすめなのはYOUTUBE等で確認できる、黒潮の予測を確認することです。黒潮の本流や枝(反転流等)が沿岸に近いときそれらの地域では爆発的な釣果が期待できますので、そこを狙って出撃計画を立てることをおすすめします。

試しに予約しないまでも、インスタ等でトンボの釣果がたくさん上がっている日の黒潮蛇行具合を確認してみてください。例えば以下のような時であれば志摩沖等ではかなりの釣果が出たと思います。

※出典:神奈川県水産技術センター 海況図データベース

参考:SNSを開けば、爆釣している?爆釣しているように見せてる?写真が出てきたりしますが、ポイントの選定を船長にお願いしている以上、アングラー側としては、「釣れていたのがいつなのか(釣行日に近い日の投稿か)」が一番把握しなくてはいけない情報だと思います。

どの釣りでもそうですが、特に回遊魚を狙う場合は普段以上に!(釣果を決めるのは情報の差が最も大きいと最近感じています・・・)

遊魚船選び

各遊漁船の釣果情報を確認!!
1つの遊漁船じゃなく複数を見て総合的にどこの海域で釣れているのかチェックしましょう。

その中から、マグロを追えている遊漁船を選定して乗るのがベストです。
具体的には、だいたいが有名船になると思いますが、他の遊漁船が釣れてなくても多かれ少なかれコンスタントに釣果を出せている船です。

もちろん贔屓にしている遊漁船があり船長と話ができる関係であるならば電話した方が良いです!インターネットでしか情報を入手できない我々とは情報の質が違うので「マグロ釣れてるって聞いたんですけど・・」「全然釣れてないよ、10人乗って2本だよ」とか「昨日僚船がマグロ爆釣だったから、明日はマグロ行くよ」なんていう活きた情報が固定客なら得られるかもしれないので!

そこまでするかどうかは個人の考えですが、交通費、船代、タックル費用etc・・・考えるとかなりコストのかかる釣りでもあります。下調べで大きく釣果が変わるならやっておくに越したことはありません。上述した、黒潮予測を織り交ぜながら選択しましょう。

乗船する船が決まったら、鼻息を荒くしながらその日の予想が的中するように祈りましょう。

釣果に差をつけるコツ

入念な計画を立て、いざ出航となったときにさらに周りと差をつけるためのノウハウについて説明します。基本がわかっている前提で記載します。

ライン角度をつけすぎない

最近、私がトンジギにおいてボウズ知らずになった意識の変更点としては

こまめなジグ回収&周りより深いレンジを狙う」です。

今までライン角度から水深を計算しながらターゲットレンジにジグを常に入れてヒットチャンスを狙うというスタイルでしたが、結局のところ以下のデメリットが釣果を下げているように思います。

角度が付き過ぎてレンジの把握が難しい
 ※複雑な2枚潮等考慮すると海中は単純な直角三角形で語れないため、、

ジグの操作感が分かりにくい、操作がやりにくい
 ※レンジを入れるためにラインを出しすぎてしまうため

フッキングが絶対遅れる&決まりにくい
 ※ラインの浮力で、ラインが海中でフケやすいため

海中にずっとジグをいれている時間が長く釣れるチャンスを逃さない気がするメリットより、上記のデメリットの方が多いことがわかりました。

それに加え、海中の潮目も掴みにくいです。船長が潮目の上に船をつけてくれますが、実は潮目は海中に続いています。潮の重みの違いをラインから伝わる重量感で判断することがステップアップのコツです。上級者アングラーの言うところの「ラインから得られる情報」といったところが、ラインをたくさん出すことで削がれていきます。ラインを出せば出すほど難しくなるのは考えれば当然のことでした。

ラインが出ている上に角度もついているのでジグを目立たせるためのしゃくりも大きなしゃくりでなければジグが動きませんし、ラインが潮にひかれるので重たく、楽に見えるようで実際はかなりの重労働になります。

なので私の場合は60度(あくまでも目安)超えてラインが横になったくらいでしゃくりながら回収してしまいます。

回収もアクションになり得るので、ヒットレンジを探っているつもりで、ひたすら糸を送り続けるよりよっぽどチャンスは多いと思います。

マイボート釣行で魚探を確認し続けてわかったことですが、トンボは1日の中で、遊泳レンジを変えることのある魚です。海中の潮目やベイトのレンジに応じてときには釣れるレンジが変わるのでそう言う意味でも回収をこまめにするついでに色々なレンジをサーチするのが有効です。

連鎖のコツ

周りの人が何mでヒットと教えてくれた時に、自身のジグが浅いところにあったとするとどうなるでしょうか?

ヒットしてくれた人は巻き取り動作に入るので魚を寄せてきてくれます。

そうしたときに、その人のレンジより浅いところにジグがあった場合は、咄嗟にラインを送り込むと思いますが、寄ってきた魚にジグが向かっていくことになります。

魚の生態のプロではないので、確証はありませんが、向かってくる物を捕食することほぼあり得ないと聞いたことがあります。(個人的にフォール中のヒットとはスイッチも入っているので状況が違うと思っています)

そのため、船長が60m~100mと言ったら、私は100mに重点を置いて狙うようにしました。

そうすれば、誰かがヒットさせて船に寄せてきてくれた魚群から逃げる魚を演出してアクションできるのでおこぼれにあやかることができるわけです(笑)

これにより誰かが掛けてくれた時は、だいたい私もヒットに持ち込めるようになりました。

ときには重量級ジグも有効

トンジギとなると必然的に黒潮付近、また冬の北風が強く吹く中で釣りをすることが多くなるわけですからジグの重さは当然のこと、ラインの太さ、ジグ形状によっても、同じ長さのラインを出しているつもりでも全く別の棚を引っ張ている可能性があります。

そのような状況でジグを確実に泳層まで届ける必要があるのですが、やはり釣るためのテクニックとして

        心を鬼にして重いジグをしゃくる

ことがときに有効になるのではないかということです。

以前某遊漁船が両舷バーチカルでボコボコ釣っているのを見たこともあるくらいなので、重いジグを使用して真下に落とした方が、正確な棚を確認できる上に回収距離も短くて済むので体も楽なんじゃないかなと思った訳です。

そんなことを妄想している際、先輩が船中12本の内、6本を釣り上げ竿頭をとったそうでコツを聞いたところまさにそのテクニックを活用されてました。

船長から伝えられたターゲットレンジに、すぐにジグを送り込むために周りが350g位のジグを使っているところを700gのジグをしゃくって釣っていたそうです。

今までライン角度ばかり気にしていましたが、実際のところ海中の状態(海中の潮の流れ)が予想できない以上、特に複雑な2枚潮等が想定されるときは重いジグを投入してラインの流されを最小限に押さえた上でヒットゾーンにジグを置き続けることがレンジを的確に捕らえるコツです。

ただし、緩い潮の時に上記のことをやるとジグの重みがありすぎて潮馴染みが悪いので釣果が下がるので注意してください。

おすすめジグはこちら

【トンジギ】爆釣おすすめジグはこの3本!!
流行りのトンジギについて、タックルボックスの中に必ず入れておきたい2本のジグを紹介します。

まとめ

ああだこうだを持論を述べてしまいましたが、結局のところシブければシブい程

最後まで諦めないで釣り続ける根性!!!

が最終的には成果に繋がります(笑)

というのも、私が操船していてマグロの居場所が全然掴めなかった時があり、船中ほとんどのメンバーがお葬式ムードだった中で、一人が集中を切らさず最後まで根気強くしゃくり続けてくれて見事1匹を手にしたことがありました。

蓋を開けてみるとその日は、有名な遊漁船や他のプレジャーボートも釣果が振るわずといった状況で1匹取れれば御の字の日でした。

トンジギは疲れる釣りなので釣れない時間が長いとどうしてもダレてしまいますが、最後まで諦めず集中し続けることが大事だということを覚えておいてください。

また、やったことのない釣りに挑戦するのもメインでやっている釣りの引き出しが増えるので楽しいのでおすすめです!

シェア丸管理人
乗組員

物心ついたときには釣竿を握り、フカセ釣り、シーバス、エギングetc・・を経て、船釣りにドハマりし、まだ見ぬ大物を求めて、週末は船長と日々海に冒険に行く日々を送っています。いかにコスパの良い道具を揃え、最大限の釣果を得られるのかを日々考えて奮闘中の中年サラリーマンです。

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